ファンキー末吉:不誠実な著作権運用を続けるJASRAC是正に向け文化庁に上申書提出

昨日、2017年8月18日(金)ファンキー末吉は、不誠実な音楽著作権運用をこれまでの長い年月続けているJASRAC是正に向けて、文化庁に上申書を提出いたしました。

JASRACの音楽利用者に対する言い分は、いつも決まって「音楽は無料じゃない。良い音楽を利用した方たちが利用料を支払い、私たちJASRACが作詞者や作曲者などの著作権者に分配し還元することで、より良い音楽が生まれるのだ」という、当たり前の主張を続けておりましたが、ライブハウスなど一部の社交場と独占契約して利用料徴収している包括契約は【利用曲を調べない利用料徴収方法】です

「JASRACの使用料分配は不透明」ファンキー末吉さん、文化庁に調査求める上申書 by弁護士ドットコム

包括契約では分配も還元もされていません。

また、JASRACは「統計学を利用したサンプリング調査で、JASRACが指定した店舗で利用曲を調べているが、全てを正しく分配する事が出来ていない」と認めています。

それも、全体のたったの2%だ。と言うのです。JASRACの言う全体って年間1,000億円を超える徴収額ですから、2%=20億円以上です。その分配が正確で無いなら、なぜ? キチンと調査をしないのでしょうか? JASRACにとってはたったの2%かもしれませんが、分配根拠を明かせないようなブラックボックスに年間20億円以上もプールできるような構造になっているJASRACは、不誠実な著作権管理団体といわざるを得ません。

JASRACを是正できるのは、文化庁文部科学省公正取引委員会だけです。

なぜなら、警察も取り締まれないように巧みに法律を利用し、裁判所や法曹界、弁護士にいたるまで、JASRACが文化事業と謳って毎年おこなっている大学への寄附講座が示すとおり、成蹊大学、慶應義塾大学、立命館大学、明治大学法科大学院など、これからの日本の法曹界を担う優秀な人材を大学が育成している時に、JASRACはシッカリ噛みこんで寄付をしてJASRACという法律の影響力を行使しています。

上申書の扱いも文化庁のサジ加減

JASRACによる利用料徴収や、分配の不透明な包括契約しか選ばせない契約方法など、日本国内での国内外を含む全音楽の音楽演奏許諾に関してはJASRACが100%独占的に許諾権を持っています

一般のライブハウスなど音楽演奏の場で、不透明な分配に疑問を持って「なぜ分配されない利用料を払わなければならないのか?」という問いを持って、不透明な包括契約を拒み「一曲ごとに利用料を支払ってシッカリ分配してもらいたい」と訴えても、それを決めるのは全てJASRACなんです。全部サジ加減。

しかもライブハウスに対しては「包括契約しか選ばせるな」というJASRAC内部文章があります。(ファンキー末吉を支援している弁護士による調査)*最後に書きましたが、心配しているG.Uさんからの内部告発では有りませんから、JASRAC関係者はこれ以上個人を抑圧したり虐める事はやめて下さい

今回の文化庁への上申書提出も「上申書を文化庁が受け取るかどうか? 上申書を受け取っても読むかどうか? 上申書を読んでも調査をするかどうか? 上申書にある調査をしてもファンキー末吉に対する報告義務は無く、JASRACによる著作権運用をどう考えるかは、全て文化庁の裁量で決めることだ」というのが文化庁の立場です。

文化庁のサジ加減でJASRACが是正されるかどうかが決まるのです

全日本国民の皆様のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

心配事:一般社団法人日本音楽出版社協会の会長 桑波田景信さんが代表を務める日音の社員の方で、音楽著作権を熱心に勉強していた明治大学卒のG.Uさんという方が、突然Facebookでのメッセージのやり取りやスレッドを全て削除してアカウントも削除してしまいました。JASRACの内情や現状を積極的に詳しく教えていただける方だったので感謝しているのですが、まさかとは思いますが、JASRACに余計なことをするなと虐められて、萎縮してしまったのだとしたら悲しいことなので、心配しています。これからも、立場は違えど、日本の音楽のためにご活躍くださいませ。

*報道各社の皆様へ:日音のG.Uさんへの取材を希望する方は、断られるのかもしれませんが、ファンキー末吉支援者の会 支援者代表 河崎覚 (Facebookアカウント)(Twitterアカウント)に直接お問い合わせ下さい。